定年離婚を阻止せよ

定年を機に離婚された夫婦がいる。

 

旦那さんはこれからと思っていた矢先。

奥さんは前からずっと考えていたことだったらしい。

 

仕事が忙しく、働くことで精一杯だった。

家のことはすべて奥さんに任せていた。

 

自分の親父もそうしていたし、当たり前と思っていた。

 

だが、自分たちだけは別々になった。

 

なぜだろう。

 

それは、全くねぎらいの言葉をかけなかったからだ。

 

そういえば、あとでわかったことだが、些細なことでも

つねに「ありがとう」と言っていた。

 

いま気づいても遅いのだが。とさみしそうにだった。